つまらない日々が華やかに

入院とは 本当につまらないもの。

特に、体調が悪く 寝たきりとなれば スマホもいじることもできない。

天井を眺め シミの数を数えて過ごす。

 

やって来る看護師さんに愛想笑いをして 

1人になると頬がくたびれ、

これからのことについて煩悶する。

 

遡ること、一昨年。そんなつまらない入院生活を送っていた私に 

昔 こども病院の院内学級でお世話になった 松本恵里が訪ねてきた。

 

彼女はいま、NPO法人スマイリングホスピタルジャパンを立ち上げ、闘病している子どもたちに毎日アートを届けている。

スマイリングホスピタルジャパン 

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闘病中 難病 障害 の子どもたちに本物のアートと学びを | スマイリングホスピタルジャパン

 

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今現在、スマイリングに集まっているアーティストは、なんと100を超えるほど。

 

これだけの人数が集まったのは

彼女の人柄だろうなと 容易に想像がつく。

 

思い立ったら即行動!でもちょっと、おっちょこちょい…それがまた魅力的。

 

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彼女と出会った当時は、なんて忙しない人なんだろうと思いながらも… いつでも彼女の中では、

 

なによりも

どんなことよりも

こどもたちが最優先で、

ある時には私の主治医と闘ってくれたっけ。?

 

なかなかいない、そんな人。

とにかく 思いやりのある温かい人だ。

心配になるくらい、一生懸命な人だ。

 

そんな彼女を私は憧憬の眼差しでみていた。

 

病室で談笑し 話は彼女の立ち上げたスマイリングの話に。

 

暇で暇でしょうがない私に、ここで初めて仕事をくれる。

 

「もえちゃん、スマイリングの広報をやらない?パソコンできる?」

 

それには もちろん 二つ返事で答えた。

 

「うん、やる、やりたい!」

 

それからというもの。

 

仕事とは、責任を持ってやるもの、そして任されているということは 相手は自分を信頼してくれているということ。

 

それが なんだか とっても嬉しくて、私は 消灯時間を過ぎても、パソコンに向かったのだった。

 

つまらない入院生活は、一気に華やかになった。

 

色々な方と繋がり、交流が広がり

大人の世界を知り 胸がワクワクした。

 

私は 彼女に感謝している。こんな私を家族みたいに迎え入れてくれて。

感謝しているけれど、上手く伝えられない。

それは私が未熟だから。。

 

このブログを読んでくれていることを願って

 

いつもありがとう。

 

スマイリングホスピタルジャパン代表

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〜子どもたちから学んだこと〜 – 認定NPO法人スマイリングホスピタルジャパン代表松本恵里のブログです。病院や施設で出会う子どもたち、そして様々なシーンで出会う若者たちから学んだこと、気付かされたことを綴っていきます。

 

 

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