頑張るな

昨日は自分で 口からチューブを飲みこむ検査をしました。

口の中でトグロを巻いてしまう方が多いらしいですが、

私は余裕でスイスイとチューブが、胃へ入っていきました。

経鼻をやめ、経口経管へ移行。

家へ帰った時、このチューブを持ち帰ることになるのかな。早く 食べれるようにならなくては…

相変わらず、色々と思い悩むことが多い。

私が険しい顔をしていたからか、

主治医のせんせいが後で話をしに来てくれました。

何か言いたいことある？大丈夫？と。

また涙が溢れて、

いま とても辛いんだということを言いました。

でも 私は頑張りたい、と。

すると せんせいは 

頑張るな！と、言いました。

え？と思ったけど、

そう言われると肩の荷が下りたような …

ホッとしました。

リハビリも頑張ってやる必要はないし

食べなくてもいい

ただ死んだら悲しいから、やめてくれ、と。

頑張るな…頑張らなくていい、

きょうも力を抜いて、

頑張らない。

踏ん張ろう。

転院して初リハビリ

きょうは 転院後、はじめてのリハビリでした。

リハ室へ行くと早々に

"30分立ってろ！"

と、言われ 

イージースタンドで30分立位をとりました。

その後、残りの30分はマットの上で 寝返り、四つ這い、匍匐前進…盛りだくさんでした。

リハビリの先生は 3年前からずっと変わらない、F先生。信頼のおける、怒るべき時はちゃんと怒ってくれる、優しい先生です。

寝返りはうまくいったけれど、四つ這いは 全然ダメで 全力で力を込めると 足や腕の筋肉がプルプルと。

「ひとりで冬の寒さ演じてどうすんの」

と言われて、笑ってしまいました。笑

明日は 口からチューブを飲み込む練習。

経鼻をやめて、毎食ごとに自分で口からチューブを入れて、栄養を摂取する方法をとります。

回復まで 気が遠いけど…頑張るぞ。

自分を受け入れるということ

今日は 久しぶりに鏡をじっと 見つめてみました。

鼻に管が入った自分、

なんだかとても醜くて 情けなくて

すぐに目を逸らしてしまいました。

今の現実と向き合うのはやっぱり辛い。

口から食べる練習をするのに

顎を鍛えるという意味でも ガムやグミから始めることにしました。

グレープ味のガム。

ガムなんて噛むのは何年振りだろう。

10分ほどクチャクチャ噛んで、ティッシュにペッと出して…休んで…またクチャクチャと。

"食べることもリハビリだ"

PTのせんせいから そう言われました。

鼻から栄養を注入しなくてもいいくらいに

食と向き合って、力をつけて

また家に帰って 一人暮らしを頑張らなければ。

こうしてブログで宣言することで、シャキッと身も引き締まる思いです。

ここの病院は みなさんとっても丁寧で優しくて、ホッとしています。

気持ちだけ先立つことのないよう、今やるべきことを 何度も何度も確認して

着実に一歩一歩進みたいと思います。

涙

今日、リハビリ病院へ転院しました。

主治医とお話ししたあと

今まで無だった感情が、溢れ出し

涙が止まらない。

この不思議な感覚。blogに書く気になれなかったが 

大事な変化かなと思い こうしてスマホを手にしている。

ソーシャルワーカーともお話をした。

今までのこと、そしてこれからのこと。

「やっぱり、私は生きることに消極的なのだろうか」

自然とそんな言葉が口から出てきたことに、自分でビックリしてしまった。

「人生、頑張るということに囚われすぎていて…本当に頑張ることが全てなの？」

ワーカーは黙り込んでしまった。

そして一言、

「生きるって…難しいよね」

今日の涙はなんだったのか。

転院して、ホッとした涙かな？

それとも不安の涙かな？

今日も、なんとなく 生きてみる。

最後の夜

今日は朝からOTとPTを頑張り、クタクタでベッドに横になっていたころに

主治医がやってきた。

何をしにきたのかは分かる。

「タイトルを教えにきたよ」と。

実は私の主治医は自分で作詞作曲、歌も歌っている。CDも出しているし、itunesでも曲を売っているという。

入院中、その事実を知り 

タイトルを教えてほしいと言うと

「退院する時ね！」と。

明日は主治医はいない。

だから、今日教えにきたのだった。

無事 タイトルを教えてもらい、

早速itunesで検索し、試聴すると

なかなかいい曲！

アーティスト名は笑っちゃったけど。

この曲流しながら 退院しようかな

と言うと

コラ！恥ずかしいから！と怒られたのだった。

宣伝しちゃおっと。

こちら、曲。

KH2 - Hayashi Club [Central City] - YouTube

星になれたら

ついに明日、転院。

ここでの生活も今日でおしまいだ。

正直言って…寂しい。

本当にいい病院だった。

主治医は「みんな、あなたの味方だから」と言ってくれた。

そして「死ななければなんでもいい」と。

希死念慮は未だ完全には消えない。

けれど、死にたいと思った時は 主治医の言葉を思い出して踏みとどまるのだ。

主治医の言葉はどれもパワーがある。力強い。

しかし

転院すれば、私が元気になれる、

そんな魔法の言葉も聞くことはできない。

不安だ。とても。

でも、強く生きなければいけない。

今日は朝からある曲を聴いている。

それはMr.Childrenの「星になれたら」

さようなら 会えなくなるけど
さみしくなんかないよ
そのうちきっと 大きな声で
笑える日が来るから
動き出した 僕の夢 高い山越えて
星になれたらいいな

寂しくなんかない。

自分にそう言い聞かせて、

次なるステップへ進もう。

OriHimeで初仕事！

昨日は #楽しいは未来をつくる 

人形作家 四万十川素子さんのイベントにOriHimeで出演させていただきました。

ベッド上から操作して…

まるで、その場にいるかのような感覚でした。

やって来るお客さんはみんな優しくて温かくて。

昨日を迎えるまでドキドキでしたが、本番は安心して お仕事ができました( ¨̮ )/

先日ブログでも紹介した NPO法人スマイリングの代表である 松本恵里も 来てくれました！

他にも 院内学級時代、お世話になった方々に久しぶりに再会できたり…

OriHimeパイロット二期生のサプライズ登場には驚きました！！やることがイケメン！

そしてこの 「なんでやねん」ポーズ。

たくさん リクエストをいただき 精一杯やらせていただきました笑

「なんでやねん」 ボタン、一番押したかも。

清水文太さんのライブは、独特で…違う世界にワープしてしまったかのよう。

Orihime越しでも その不思議な空気感は伝わってきました！

1日で、こんなにもたくさん 人との繋がりを感じられるなんて思ってませんでした。

やっぱり私は 人が好き！そう確信しました。